「家づくり」は長期間にわたる作業です。完成品を直ぐに手に入れるわけではありません。そして人生で何度も家を建てる人は多くありません。
家づくりでは何が大切なのでしょう?
日本住研の基本理念は「理想をカタチに」です。私たちの家づくりは「納得いくまで語り合う」ことを大切にしています。設計も工期も時間はかかりますが、皆様が納得できる家づくりを目指しています。
私たちは「家づくり」に対して真面目「まじめ」でありたいと考えています。「真面目」とは「ていねい」であることとも考えています。
釘一本から施工の精度もお施主様に質問されてもきちんと回答できる。それができるのも真面目にていねいに作業をすることが基本だと考えています。一つひとつを「カタチ」にするには「ていねい」に施工することに「こだわり」ます。
科学技術が発展し続けている一つの要因は「自然に対する挑戦」だと考えています。冬の寒さと夏の暑さを快適に生活するにはエアコンは欠かせません。科学技術はめまぐるしく変化しますが、その恩恵に私たちはあまり気づきません。
近年、お施主様から「自然素材」を使用してほしいという声をよく聞きます。自然素材を利用した家に住むには、その特性を充分に理解していただく必要があります。
昔の家は風通しはとてもよかったと思います。しかし一方で「すきま風」などで寒かったり暑かったりして大変だったと思います。その温度管理を容易にできるようになったのも「科学技術」のおかげです。だからといって自然素材は悪いというわけではありません。見た目も機能も素晴らしいものがあります。
私たちは安易に自然素材ばかりにとらわれてはいけないと考えています。「適材適所」に「適切」な材料を提案していきます。
数々の家を施工してきた私たちは、建物をお引渡しした後のことも考えています。新建材のいいところ、悪いところ。自然素材のいいところ、悪いところ。永く住んでもらえる家づくりのためにも材料の特性を理解して選定したいと考えています。
私たちの建築は土地の地盤調査から始めます。その後、建物の保証になります。私たちは建物の保証について、「主要な木部及び基礎」について10年保証に加入しています。しかしこれだけ住宅が高性能になるとこれだけで十分なのでしょうか?
日本住研は建物を10年+10年(10年目に有償の検査を受検してもらいます)の合計20年保証が可能です。施工するとなると長く使ってもらいたい。しかし、使い続けるにはメンテナンスをしていただく必要があると考えます。もちろん、地盤の保証もお忘れなく。(保証期間は20年)
日本古来の住宅の構法である木造軸組工法に私たちはこだわっています。その理由は
一、日本の風土に適している。
二、手直しをするのには最適な工法
だからです。
また、日本住研の建物は
(木造軸組構法)+(構造用耐力面材)です。
つまり軸組工法と2×4工法の「いいとこ取り」のやり方です。耐震性、耐風性に優れている構法を採用しています。
私たちと共に家づくりをするお客様に、最初に取り組んでいただきたいことがあります。
それは、家づくりに対する「要望20個」をリストアップすることです。夫婦であれば、必ず「別々」に作成してください。慣れないことかと思いますが、それでも頑張って20個搾り出すことがその先の理想の家づくりにつながります。
中には20個も要望がないという人もいますが、実は家づくりの第一歩は「要望の整理整頓」です。20個の要望を記すことによって自身が家づくりに対して本当に大切にしていることがわかります。設計者と話すときも要望がまとまっているかいないかで結果が変わってきます。
お互いがお互いの気持ちを伝えあう。これが設計の極意です。
満足の高い家の実現へ欠かせぬプロセスとなります。