社長が女性を採用したい理由はわかったのですが、 「営業」はともかくとして、「現場監督候補」を募集!って言って、 手をあげる女性ってどのくらいいるんでしょう?
山田さん、いいところに目をつけたね。
はい。
だって、「現場監督候補として働きたい友人はいるか?」と言われてもまったくイメージが湧かないですよ。
そうだよね。
そこはもうすこし丁寧に説明するね。
はい、お願いします。
まず、この業界の未経験者でも構わないんだ。
新卒だったら建築学科でなかったとしても、「現場に出て家づくりをしたい人」であればOK。
中途だったら人と円滑なコミュニケーションができて、「チームで家づくりがしたい人」であればOK。
ふむふむ。
要するに学歴や経歴や資格よりも、その人の実現したいことと適性の方が重要ということですね?
そのとおり!
さすが山田さん。
現場監督候補って、具体的にどんな仕事から始めるんですか?
はじめは現場監督のアシスタントとして、現場監督と一緒に現場に出て仕事をしてもらうよ。
なるほど、でもそれって、重いものを持ったり、高いところに登ったり、、、ってことですか?
いやいやいや。
実際の施工は大工さんたちの仕事。
あくまで現場監督のアシスタントなので、現場の人たちが気持ちよく働けるように、そしてチームとして機能するように、現場監督と施工する人の「ハブ」になってもらうんだ。
もちろん、仕事の流れの中で物を運んだり、身体を使うことが「まったくない」ということはないかもしれないけど、一番の役割は現場監督のアシスタントであって、大工さんの仕事を一緒にやってもらうのが役割じゃないよ。
そうなんですね。
弊社でも2019年から導入した『ANDPAD』という進行管理のITツールを導入したので、現場でiPadやPC、スマートフォンを駆使して、会社や現場、そして資材会社との連携を担ってもらうんだ。
現場に出て女性社員がiPadを使って仕事をするなんて、なんだかイマドキですね!
そうだろう?
もちろん、ITツールの導入に関しては、先輩社員からのレクチャーも含めて、ちゃんと使いこなせるようにサポートする体制とガイドラインをつくっているところだよ。
「つくっているところ」ということは、まだできていないんですね?
どきっ!ま、まあ、そうとも言うな。
そしてね、大切なのは体制とガイドラインを「完成させる」ことじゃなくて、状況に応じて順次アップデートしていく仕組みをつくることだよ。
社会は日に日に変化、進歩してるんだから「これで終わり!」ってことはないわけ。
日本住研もお客様の理想や、一緒に働く人のニーズに合わせて進化し続けないといけない。
ちょっと、うまくかわされた感もありますが、進化し続けなきゃいけないというのには本当に同意します。
ありがとう。
私はね、これまで男主体だった家づくりの現場で、女性たちが活き活きと颯爽とかっこよく活躍していることを本当に実現したいんだ。
これまでの「否定」じゃなくて、新しい「文化」と可能性をこの日本住研から発信していくよ!
おお!それは私も実現したいです!
今回の採用は、社長だけじゃなくて日本住研のみんなで取り組んでいきましょう!